貝殻節とは?

昔、江戸時代から、明治、大正、昭和初期にかけて、イタヤ貝(帆立貝の一種)が日本海沖合に大量発生した。
東は岩美町大谷から西は米子市淀江あたりまで、数十キロに亘り海底一面に発生し、貝殻節は、そのイタヤ貝の漁に出た地元漁師たちが艪に合わせて唄った舟唄(作業唄)である。
来る日も来る日も、ジョレン(馬鍬に似た漁具)に網を付けた艪漕ぎの船で底引きする貝殻漁は、実に単調で辛い労働であった。
そうした漁師達の魂を揺さぶって愛唱されて来た貝殻節には、豪快さとともに哀調切々たるメロディーがあり、日本海の潮の香りと彼等の逞しい生活が唄全体にあふれている。

(参考図書 鳥取県民謡百選より)

第10回 貝殻節全国大会について

2023年9月3日 鳥取市文化ホールにて、民謡コンクール「第10回 貝殻節全国大会」を開催いたしました。
大会には70名に出場いただき有難うございました。

2023年「第10回貝殻節全国大会」総合優勝者

総合優勝 沖あかりさん(三重)

貝殻節の部と元唄貝殻節の部を合わせた総合優勝は、沖あかりさん(三重)が選ばれました。

各部の入賞者につきましては、第10回 貝殻節全国大会の結果発表(入賞者について)をご覧ください。

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